「わきまえない女」と男の上司との話
森会長の発言を機に、Twitterで #わきまえない女 が大バズり。わたしのタイムラインにも沢山の声が流れてきました。
ジェンダーや性差の話は今回は置いておいて、「わきまえない」ってどういうことなのかということと、今のわたしの男の上司について語ります。
わきまえる、という言葉をググってみると、「物事の違いを区別する」とか、「物事に潜んでいるけじめを見極める」と出てきます。
これを当てはめると、「わきまえない女」とは、「暗に潜んでいる、違いやけじめを見極められない女」ということになります。
ここに、昨今のジェンダー要素が絡むと、「女だからと言って遠慮せずに言いたいことを言う女」というのが、Twitterで言われている「わきまえない女」なのでしょう。
こう理解すると、わたしは基本的に「わきまえない女」です。
現在上司もメンバーも全員男性という環境で働いていますが、女性だからと遠慮したことは一切ありません。女性として何が求められているかなど考えたこともありません。
言いたいことを言い、やりたいことをやって、諸々したいようにしています。
ただ、最近、上司のわたしに対する言動に少し気になる点があります。
差別されているとか意地悪されている、とかではなく、明らかに他のメンバーと対応に温度差があるのです。
温度差というか、距離感の方が正しいかもしれません。「すごく気を遣ってくれてるんだな」と感じることが多々あります。
恐らく、一人だけ女性だからと言うことで気を遣ってくれているのでしょう。
そうなると、この男の上司は
「暗に潜んでいる違いを見極めている」
=「わきまえる男」
ということになります。
わたしとこの男の上司の関係性は全く悪いものではありません。
それは恐らく、この上司が「わきまえる男」だから。他のメンバーに接するのと同じようにわたしに接してきていたら、わたしは警戒していただろうと思います。
議論の場ではなく、人と人との関係性という場所で、「わきまえる」ことは、別に悪いことではないのでしょう。
今は、わたしがわきまえてもらっている立場ですが、違う誰かと違う関係を築くことになったとき、「暗に潜んでいることを見極める」ことができるようになりたいなと思う、今日この頃です。